インプラント
implant
インプラントとは?
歯科におけるインプラント治療とは、失ってしまった歯(欠損歯)の代わりに、顎に人工歯根(インプラント体)を埋入し、その上にかぶせ物や入れ歯を装着する治療法です。
従来の、欠損歯の代替療法としては、入れ歯、ブリッジが一般的でしたが、周囲の歯への負担が少ない、咬合機能の回復が優れているということからインプラント治療を希望される方が増えてきています。
従来の欠損歯に対する治療
ブリッジ
欠損部の前後の歯を削り、かぶせ物を連結させ装着します。固定されるため着脱の面倒くささはありませんが、かみ合わせの力(成人男性で約60kg)が支えとなっている前後の歯にかかります。これにより歯の破折や揺れが起こってしまいます。最悪の場合、支えの歯も抜歯となるケースがございます。
入れ歯
欠損部に対しプラスチックでできた人工の歯をはめ込みます。この時、入れ歯が安定するように周囲の歯に金具(クラスプ)を引っかけます。着脱ができるため管理は容易ですが、食事時や会話時に入れ歯が動いたり、壊れやすいというデメリットがあります。
これらのデメリットをカバーするインプラント治療は欠損歯の治療において、もっとも自然な歯に近いと言えます。
当院のインプラント治療の特徴
当院ではインプラント治療において最も重要なこと、「患者さまその方の生活を回復する」ということを重点に置いております。つまり、インプラントを上手に埋入するだけでなく、今後私生活において長期的に使うということがゴールとなります。
そのため、手術前に入念な診断、全身健康状態、喫煙歴(重要です)、嗜好品、職種、ストレスチェック、趣味などをお聞かせいただき、その方にあった治療プランと衛生管理計画を立案しカウンセリングいたします。
ほとんどのケースにおいてインプラント治療は適応できますが、すべての方に当てはまるわけではございません。当院ではインプラント診断・相談を無料で行っておりますので、気になる方はお気軽にご相談ください。
インプラント治療の流れ
カウンセリング
最初にカウンセリングにて患者さまの状態やご希望をお伺いしたうえで、治療方法や費用、インプラントについて正しい情報を持っていただき、治療に入っていきます。
術前検査
インプラントは顎の骨の中に埋め込むため、検査なしで処置を行うと、熟練の医師でも神経や血管を傷つけてしまう可能性があります。そのため術前検査にて、口腔内の型取りや写真撮影を行わせていただき、患者さま一人一人のお口の状態を確認させていただきます。
治療計画
検査結果をもとに今後の治療計画を作成し、患者さまと確認をいたします。また改めてインプラントについてのご不明点やご不安点がないかを確認させていただき、解消をしていきます。
インプラント手術
治療計画に沿って、基本的には一次手術と二次手術の計二回の手術を行っていきます。一次手術では顎の骨にインプラントを埋め込む段階まで進め、3~6ヶ月の期間を設け、二次手術を行います。二次手術では、インプラントと人工歯を付けるための土台部分であるアバットメントの取り付けを行います。
型取り
上部構造(かぶせ物)を作るための型取りを行い、1〜2週間ほどで上部構造を装着していきます。
メインテナンス
インプラントの一連の治療が終了したら、メインテナンスを行っていきます。インプラントは特殊な構造をしているため、もともとのあった歯と違い清掃が少し難しいです。正しい清掃方法をご指導させていただき、長期にわたり使用できるようサポートして参ります。
当院で取り扱っている
インプラントの種類と費用
インプラントは一本の欠損から総義歯までさまざまな治療プランがございます。詳しくは担当医までお申し付けください。